ここ近年、テレビの普及・ビデオの普及・さらには衛星放送の普及を経て、映画制作市場は盛り上がりつつも映画館市場は全国的にヒエヒエ状態。 あいついでの映画館閉鎖が続く中、松山市内も遂に映画館が3館のみになってしまった。 僕が学生の頃(昭和50年代)はまだ映画館も松山市内に6館あり、デートといえば映画館というお決まりの時代であった。 映画館によるフイルムマラソン(名作を1泊2日で流し続ける)の開催や、同時上映3本立て(1本の価格で3本見れる)などもあり、大学時代には映画館で年間200本近く見た時代もあった。 近年ではカラオケBOXの登場やゲームセンターなどの到来により、映画館の立場が遠ざかった気がするが、今、映画館もアミューズメントの要素をもって変化しようとしている。 最近では郊外型の映画館が次々と計画され、設備もすばらしいモノが導入されるようになってきて、映画作品も含めて量より質の時代に変わりつつある。 そのうち3次元3D、はたまた近未来には4次元の映像が生まれてくる時代になるのだろうか。 それはそれで楽しである。 とにもかくにも映画先進都市松山の復活を願う今日この頃である。 |